元イメクラ嬢まりあ☆風俗店経営日記

　私は、俗にいう顔出しというものをしていた為、写真撮影というものをこれでもか！と言うほど体験致しました。

　店内写真から始まり、全国誌、新聞と・・・

　当時、フードルなんていう言葉がやっと出始めた頃。顔出しできま～す！という女の子も少なく、雑誌を飾るメンバーもだいたい決まっていた頃でした。

　街中で、たくさんのサイン求められたり、声を掛けられたり、雑誌の力はすごいな～と思わせる程の指名も頂きました。

　その反面、撮影の大変さにも気づかされる事にもなりました。

　雑誌に出始めの頃、なんてきつい仕事なんだ。もう撮影なんて嫌だ！と元々写真嫌いな私は半泣きでした。

　折角撮って頂いているプロのカメラマンさんには大変申し訳ないのですが、そんな軟体動物どこにいるんだ！と突っ込みたくなる程のポーズをとらされる・・・（笑）

　しかも、そんなきついポーズで『はい。笑って～』無理だ。

　そんなこんながあるのにも関わらず店の方からは、『お店の顔なんだから自信もって！』なんて言葉（プレッシャー）をかけてくる（笑）

　そ～ゆ～問題じゃない！無理なものは無理だ。

　そんなこんなで撮影というのは甘いもんじゃないという事を思い知らされたのです。

　お店にお客様が足を運んでくれる様になったのは、撮影というものに慣れ始め、研究し始めてからの事です。

　始めの頃の記憶はつらい時ばかりでしたが、それを楽しめる様になるとこれ意外といい顔（笑）で誌面に大きく使ってもらえるもんなんです。


　こんな経験をして、撮られる側のつらい気持ちは充分わかる。そして、綺麗に撮られて悪い気がしない事も（笑）

　しかし、今度は逆の立場で女の子を撮影してください。といわれた所で急に撮れるもんではない。しかし、写真１枚で、彼女達のお仕事そのものに影響してしまう。という重大なお役目なのだ。

　私的には、楽しく撮影！がモットーなのだが、撮る側はそれだけじゃいけない（当たり前です！）

　どんなポーズで撮ってあげれば綺麗に見えるかなど、とられる側ではわかっているものの、じゃ～こんなポーズで！と見せても（自分でもそうだった様に）出来るわけがない！

　でも！綺麗にとってあげたい！その子のいい部分を見せてあげたい！！

　かなりの試行錯誤の末に、なんとなくだがポイントはつかめた！！

　私の勝手な試行錯誤の中で、彼女達もかなりポーズがうまくなっている！！へたなグラビアアイドルよりも綺麗だわ！と思わせる程！（親ばかともいいます）

　プロが撮るのと素人じゃやっぱり違う！と思い込んでいた私でしたが、素人が撮った写真だってプロより綺麗な写真が撮れるのです！！

　どんな事柄においてもやっぱり気持ち１つなんだと思う今日この頃です・・・。